そなエリア東京は夏休みの自由研究におすすめです


そなエリア東京はこんなところです
  • お子様の夏休みの自由研究のテーマ選びに最適
  • 大人でも防災についてを深く学び直すのに最適
  • 体験型の防災施設と防災学習施設が併設(団体様は要予約)
  • 体験ツアーも学習エリアも無料で学べる
  • 敷地内芝生スペースで手ぶらBBQ(有料・要予約


東京臨海広域防災公園【そなエリア東京】に行ってきました


これから夏休み、お子様の自由研究のテーマにいかがでしょう!

一緒に見て回ることで親御さんもハッと気付かされることもあるでしょう

この夏、おすすめです!


そなエリア東京の防災体験ゾーン【東京直下72hTOUR】




東京臨海広域防災公園のそなエリア東京は国営の防災学習施設です

かなりお金かけて作られています

なのに入館も体験ツアーもコインロッカーも無料!

1人でも多くの人に防災に向き合ってほしいという配慮からなのでしょうか

お金がかかるならわざわざ行かないって人が多いのかも知れません

【防災】って大事なことなのに非常に難しいことだ、と認識させられました




【東京直下72hTOUR】は60分くらいの防災体験型ツアーです

入館したら先ずは受付を済ませましょう、名前と人数を聞かれて空いている時間にエントリーします



ツアーガイドの方の案内でタブレットが支給されます

簡単な操作で防災クイズに答えながら進んでいきましょう


アトラクション性とゲーム性の高い体験型ツアーはお子様の心をシッカリと掴む仕様になっており、興味を持ったお子様に親御さんがついていくような【防災】を目指しているのでしょうか


筆者が訪れた日も都内のある小学校の社会科見学のお子様がたくさん来ていました

そしてこの日は平日にも関わらず、若いご夫婦やお年寄り、お1人の方も真剣に勉強されていました

  • 個人・ご家族(10名以下)は予約不要、インフォメーションにて申し込み※定員を超える場合があります
  • 学習ツアーは1時間に1回程度の実施です
  • 参加定員は合計で40名です
  • 10名以上の団体様は要事前予約となります
  • 電話にて空き状況を確認後、WebまたはFAXにてお申し込みください
  • 団体様の定員は45名まで、それを超える場合は2班・3班と複数班での体験となります
  • 感染予防対策については『そなエリア東京』の公式HPにてご確認ください



左は家具の転倒防止グッズを使って地震対策をしていた部屋の様子

右は家具の地震対策をしていなかった部屋の様子


TVの特集でも目にしたことはあっても(体験といえど)現実に目の前にすると言葉が出ません

右の部屋はドアが開けられないので外に出ることは不可能に近く、そもそも家具の下敷きになるでしょう


転倒防止グッズの重要性を再認識させられる機会になりました

以前の筆者もそうでしたがほとんどの人が『転倒防止グッズは一気に揃えるとコストが掛かる』と考えてしまいがちです

ですが【倒れた時に入口を塞がない、倒れた時に下敷きにならない家具の配置】に気をつければ予算を減らすことが出来ます

(2階の防災学習ゾーンにもヒントが多数あります)



避難所の現実を知ることも出来ます

東日本大震災時の福島県いわき市内の避難所が再現してありました

隣との境目は段ボール1枚でプライバシーが完全にありません

在宅避難が出来ない場合や想定を超える避難者があった場合は覚悟しなければならない現実です

発災時は在宅避難が1番負担にならないと言うデータがあります

いずれ必ず来るであろう【大震災】に備えて、できる限りの耐震補強も考えておかなければならないでしょう


いわき市の避難所の再現のコーナには原発絡みで避難したかどうかは書かれていませんでした

ですがもしそうであったら、被災者たちの失意は?憤りは?原発がなかったら避難しなくてよかったの?

これは絶対に風化させてはならない日本史のひとつと言い切れるでしょう



2階は防災【学習】ゾーン



2階は過去に起きてしまった大地震の教訓に習った学習ゾーンとなっています

社会科見学に来ていた小学生もとにかく真剣に取り組んでいました


子供たちもさることながら大人の我々でも確かに勉強になることばかりでした

中でも事前に学ぶ自助の知恵のコーナーは過去の震災の被災者の声が数多く綴られています


このパネルには9人の声しか書かれていませんが実際は被災された人の数だけ声があるはずです

口にすることすら嫌なはずなのに想像を絶する辛い経験を【教訓】として未来に残してくれています

耳を傾けることを続けて我々の明日に繋げましょう


地震が起こる前の10の備え

  • 家具類の転倒・落下防止をしておこう
  • けが防止の対策をしておこう
  • 家屋や塀の強度を確認しておこう
  • 消火の備えをしておこう
  • 火災発生の早期発見と防止対策をしておこう
  • 非常用品を備えておこう
  • みんなで話し合っておこう
  • 地域の危険性を確認しておこう
  • 防災知識を身につけておこう
  • 防災行動力を高めておこう



関東大震災での犠牲者の約9割が火災によって命を落としています

例えば首都直下型地震が起きたときの事を想像してみると、オフィス街や歓楽街は【建物の倒壊・頭上からの落下物】、下町や住宅密集地は【ブロック塀の倒壊・火災】による危険が考えられます(もちろん双方にそれぞれの危険が含まれますが)

揺れがおさまった後の火災による逃げ遅れは昔も今も変わりません

現在の建築物は建築基準が何度も見直され、関東大震災やその前の江戸時代と比較して燃えづらい建材で造られるようになりました


ですがその頃よりも人口は増えていて、更に道も狭くなっているところばかりです


10項目全て重要ではありますが、消火の備えと防止対策はその中でも特に重要であると筆者は考えます

火災による八方塞がり、逃げ道がなくなってしまうことだけはどうかならないようにしましょう



他にも2階防災学習コーナーには防災の意識が高まるものが数多く展示されています


こちらは大人1人分の3日分の非常用食料

水の量に注目!在宅避難が可能の場合でも水は出ないと考えましょう!

※生活用水は別で用意しなくてはなりません


手前に引いて転倒防止グッズを確認する実験ができます

実験ではカラーボックスですが人が立っていられない震度6の状況下では、テレビが飛んで冷蔵庫も倒れます

固定しておかないと間違いなくケガをするでしょう


発災時と避難時にケガをしないことも防災の大きなひとつです



映像ホールでは18分のアニメーションを見ることが出来ました

『東京マグニチュード8.0』は以前に見たことがあります、その映像を使った再構成版です


お台場エリアでこの映画を使って訴えることの意味を噛み締めます



こちらは本物のオペレーションルーム

首都直下型地震などの際に『緊急災害現地対策本部』が設置され対応する司令塔になります

屋上庭園には巨大なアンテナ

永遠に使われないことを願いたいです…



そなエリア東京BBQガーデン



夏休みの自由研究が終わったらBBQを楽しみましょう!

事前の予約が必要となりますが手ぶらでBBQが楽しめます

そなエリア東京のある東京臨海広域防災公園へのアクセスは

  • ゆりかもめ【有明駅】から徒歩2分
  • りんかい線【国際展示場駅】から徒歩4分

地図上では他に比べると小さく見えますがとてもフリスビーくらいは遊べそうな芝生の広場です

他のお客様の迷惑にならないように楽しみましょう


徒歩10分圏内にコンビニエンスストアもあります、持ち込みもOKのBBQ施設です


スタンダードプラン3300円
  • 【サイト利用料(器材一式付き)+スタンダードBBQプラン】
  • 厚切りビーフやポーク、ジャンボフランクに加え、オリジナル特製焼きそばがセットになった内容のプランです。
  • 食材内容:USビーフ チャックアイロール(スライス)・US豚肩ロース(スライス)・ジャンボフランク・季節野菜のグリル(カット野菜)・焼きそば(焼きそば麺・豚バラ小間切れ・焼きそば用カット野菜)・調味料
ボリュームプラン4400円
  • 【サイト利用料(器材一式付き)+ボリュームBBQプラン】
  • アメリカ産の牛肩ロース・ミスジ・豚肩ロースに加え、チキンやジャンボフランクが楽しめ、更にホタテ、イカ2種のシーフードもセットに!しかも、オリジナル特製焼きそばもついたボリューム満点なプランです。
  • 食材内容:USビーフ チャックアイロール(スライス)・USビーフミスジ・US豚肩ロース(スライス)・ジャークチキン・ジャンボフランク・季節野菜のグリル(カット野菜)・シーフードグリル(ホタテ・イカ)・焼きそば(焼きそば麺・豚バラ小間切れ・焼きそば用カット野菜)・調味料
キッズBBQプラン1100円
  • 【サイト利用料(器材一式付き)+キッズBBQプラン】
  • お子様に人気な5種類の食材を串にさして楽しみながら調理できる体験型プラン。もちろんグリルで焼いてもOK!
  • 利用条件
  •  小学生以下限定プランです。中学生以上の大人は注文できません。 
  • *大人のパッケージプランと組み合わせてお申し込み下さい。


※施設に専用駐車場はありませんでした


まとめ



東京臨海広域防災公園そなエリア東京

お子様は楽しみながら親御さんは確認しながら防災について学べる施設となっています

この防災ブログを運営している筆者も気付かされることがたくさんあり、とても有意義な1日を過ごすことが出来ました

取材時にたくさんの写真を撮りましたが、全てを載せてしまうとネタバレになるので控えめにしてあります

不安定な地盤の上で生きていかなければならない日本人は全員が訪れても損はないでしょう

そして皆様自身のその目で見て体験することで未来に繋がれば幸いです


ちなみにこの東京臨海広域防災公園・そなエリア東京は【豊洲市場】まで歩いて行ける距離にあります(1.5kmほどでした)


【防災】は暗いテーマばかりで敬遠されがちですが、BBQや美味しい海鮮丼が食べられれば楽しみのひとつになりますね!


今年の夏休みの自由研究にいかがでしょう

自信を持ってオススメします!