南海トラフ地震に備える

『マグニチュード8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70〜80%を超える』


そう聞いて恐ろしいと感じるも実際には何も備えていない人も多く、また備えていても足りていないかもしれない

  • 起こってみないとわからない
  • 想像もできない
  • 目の前の、日常の生活が忙しく向き合えない


かつて筆者もそうであり、大多数の人がほとんど考えていないでしょう


例えば『〇がつ〇にちに来ます!』と言われれば備えるはずなのに…



南海トラフ大地震で想定されること


奇跡の一本松


  • 地震による揺れ(M8.0〜それ以上?!)
  • 津波
  • 被災が予想される範囲が広範囲


千葉県の房総半島の最南端【野島崎】から宮崎県の最南端【都井岬】を線で結んだ間にある【太平洋側の県】と【その隣接する県】が大きな揺れに遭うと想定されています

また、線で結んだ【太平洋側に面する県の沿岸】には津波が想定され、【最大で30Mを超える】という研究データも関係各所から発表されています(内閣府・気象庁冊子、南海トラフ地震−その時の備え−より)



日本の歴史を辿ると直近では、1946年の昭和南海地震(M8.0)、その2年前の1944年に昭和東海地震(M7.9)、さらに遡ってその90年前の1854年には安政南海地震(M8.4)安政東海地震(M8.4)が起こっています

注目すべき箇所は規模もさる事ながら【立て続けに大きいものが連続して東海⇄南海】と続いていること

例えばこの先に大きい地震が発災し、何とか生き残って復興に力を注ぐとします

でもせっかく立ち直りかけたすぐ後に同じ規模かそれ以上の地震に遭うかもしれない


本当に理不尽極まりないのですが歴史が物語っています


それらの地震の前の地震(宝永地震・慶長地震・明応東海地震など)の発生周期を見ると、おおむね100年から120年周期で起きてきた南海トラフ地震は、これから30年前後で起きても不思議ではなく自然の摂理と考える方が正しいと言えるでしょう




被災してしまうであろう範囲から考える事



このサイトを立ち上げるにあたり筆者は、近隣の役所等で防災マップを集めて回っています

防災に関する書籍もいくつか購入し情報を集めました


『最低3日から1週間(救助が来なくても)生き残れる準備が必要=防災準備』


足りるのか?本当にこれで足りるのか?

南海トラフ地震のことを調べ、学ぶほどに疑問が大きくなりました


不安を煽るわけではありません

ただ日本の核である東京も範囲に含まれるかもしれない想定エリア、しかも関東から九州までの広範囲を考えた場合、とんでもないことが起こります

  • 交通インフラ被害により物流がストップする
  • 生活インフラがストップする
  • 被災者が多く物資の不足


助けたくても助けられない状況になってしまうかもしれないのではないか、と考えてしまいました

地域差も必ず出て来るでしょう

本来は絶対に平等でなければならないのが大原則のはずですが、住んでいるところにより物資の供給が滞る可能性が充分考えられます(交通インフラ)


筆者の知り合いで権威のある方が実際に話していたこと

『〇〇くん、第二東名高速を作ったのはそういうことなんだよ、ニュースとかであまり放送しない話だけど考えたらわかる話だよね?』


どうでしょう

間に合ってくれればいいんですが…


どうか『被害が想定外でした』だけはご勘弁ください



自分の身は自分で守る



救助が間に合わなかったことを考えて、最低限1ヶ月分の備蓄を考えるようになりました

物資が間に合えばこしたことはありませんし、余裕があれば足りない人に回ってくれれば良いと考えます



まさか『パンひとつで人を殺める』なんてことにはならないと信じたいのですが、有事の際は何が起こるかわかりません(現に被災地での犯罪の声も上がっています)


1人1人が自分と家族の分を用意できれば、相当数の人が南海トラフ地震を乗り越えられるはずです


最近ではホームセンターでも防災時の保存食は簡単に手に入ります

傾向としては長期保存が可能なものほど高額で売られています

そういった専用のものを用意して備えても良いのですが、普段の生活の延長で考えると意外と安く備えることが可能です


例えばカップラーメン

もちろん賞味期限があるものですがものによっては半年以上保つものもあります

乾麺(パスタやうどん、そばなど)も保存には適しています


お手元のスマホのリマインダー機能を使ってローリングストック法を活用すれば、買っておいた食材も無駄にはなりません

  1. カップラーメンを購入(賞味期限半年後)
  2. 賞味期限が来る前に同じ分だけ購入
  3. 古いものから食べる
  4. 繰り返し備える


食べるのに困らないよう、【水と火】だけは最低限用意しておきましょう

火元に関しても普段の生活で使うことが多いホットプレートのガスボンベ(CD缶)が流通量も多く便利です

お湯が沸かせるようにカセットコンロを用意しておくと重宝します(こちらもローリングストックします)

お水に関しては生活用水と飲用兼炊飯用を分けます

生活用水はお風呂の水、クチに入れるものは長期保存のものが便利でしょう



また別の機会に詳しく書きますが非常用持ち出し袋の中に【現金】を少し入れておくことも忘れずに

キャッシュレス化が進んで現金を持ち歩くことが少なくなりましたが、停電してしまうとお水一本買えなくなります




まとめ



『ガソリンは高いし、玉ねぎも高い!給料はいつになったら上がるんだ?』

筆者も一般人でほとんどの人と同じことを考えて生きています

言わずもがな防災のことばかりを考えている時間もありません

考え始めればキリがないですし、これが正解!ということを探しています


それでも必ず来るであろう大災害に、日常の生活が何かと大変な昨今でも備えておくことが必要と考えます


最後までお読みいただきありがとうございました

どうか皆さんが無事でありますように願います