両神山の初心者オススメコース(白井差)下山後はご当地グルメと温泉も味わおう

この記事は以下の人に向けて書きました
  • 日本百名山にアタックしたい!もしくはアタック中の初心者ハイカーさん
  • 鎖場、危険箇所はなるべく回避したい
  • 百名山バッジコレクターさん
  • 両神山ってどんなとこ?
  • 下山後の楽しみは小鹿野町名物のわらじかつ丼と温泉



両神山(白井差口)へのアクセスと持ち物リスト



お車でのアクセス(バスなどはちょっと難しい場所です)

・埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄10139

※ナビで出ない方は両神山麓キャンプ場を目指します、そこから真っ直ぐです



持ち物リスト


・水(山頂ピストンの場合、給水場所はありません)

・お弁当(山頂で調理できません)

・トレッキングポール(全体的に勾配があります)

白井差ルート登山の注意点


・【私有地ルートのため】前日までに予約が必要 ※いきなり行っても登れません

・問い合わせ0494-79-0494(山中さん・個人宅の為、問い合わせ時間に配慮ください



両神山(白井差ルート)

鋸状の岩と鎖場がメインの両神山登山ルート


白井差ルートは危険箇所を回避して山頂までアクセスできる初心者向けの登山ルートです


但し、こちらのルートは【山中氏の私有地】となっています


環境整備費(入山料・駐車場込み)で下山時に1000円必要です


山中氏が両神山の安全登山のために自分で切り拓いた登山道、良く整備されていてゴミひとつ落ちていませんでした


1000円では安いくらいです


ケガのない登山を楽しみましょう!




白井差に到着後、山中さんから説明を受ける


(申し訳ありません、久々の山行に浮かれてます)


左の方がこの山のオーナー【山中さん】


初めて訪れたにもかかわらず、皆様ひとりひとりに丁寧な対応をしてくれます(この日は朝6:00前です)




YAMAPなどのアプリ地図を入れていても、必ず用意して頂いている【山中登山地図】


こちらを元に丁寧に説明していただきました!


両神山アタックが初めてでも安心できます



お手洗いの横の注意書き


山頂を望むピストン登山です(登り2.5時間から3時間・下り1.5時間から2時間のコース)


道中、お手洗いはありません!必ず済ませていきましょう!



アタック開始・【林道からオオドリ河原】まで



説明を受けてスタンバイ完了


この林道からスタートします


右手の川のせせらぎをBGMに進んで歩きます


どこの山でも同じですが、両神山も必ずストレッチしてから行きましょう


初心者ハイカーには辛抱が必要なコースです!



前半は沢歩きがメインとなっています


方々にある橋や階段は全て手作り、浮石などもなく安全に先に進めます



ひとつ目の見どころは昇龍の滝


登山道からすぐ真下まで降りて行けます



ここから先はつづら折りの急登が始まります


少し、少しと登りましょう


先は相当に長いです



大又に到着


山頂まで2.3km


迷い道が出ないよう、ところどころの岩にマークしてありました



その先のやまびこ橋です


立ち止まり、そして右を見るとこの景色


とにかく水が綺麗でした(確認していないのでクチにはしません)



こちらはノゾキ橋付近の景色


先を急ぎます



オオドリ河原に到着です


ここでようやく半分くらい


腰を下ろせる岩もこの辺りから減っていきます


この先に立ちはだかる急登に向けて、しっかりと休憩することをオススメします



急登続きの無限つづら折り【オオドリ河原から山頂まで】


オオドリ河原を後にすると水晶坂に到着します


ここからが本日のメインイベント!


山中さん曰く『ここで嫌になって帰ってくる人がいるよ』


開始時の説明を思い出しながら自分との戦いを始めましょう



見にくくて申し訳ありません


勾配のキツイ短いストロークのつづら折りをニョロニョロと登ります



つづら折りの途中にある長めの道


70cm程度の幅の道が続きますので疲れた時は注意が必要です


方向的には大きく右に登って山頂に向かうので、長い道が見えるとゴールを期待するはずです


しかしまだまだ!期待するほど登っていません、がんばりましょう!



やっとの思いで到着するブナ平


丸太が切って並んでいます、先を急がないのであれば腰を下ろすチャンス


私みたいな初心者ハイカーさんはシッカリ休憩することを強くオススメします


※この後の行程では休めるところはありません



続いて夢見平


ブナ平に比べると随分と規模が小さいです


通過します



つづら折りのストロークが長くなってきて真っ直ぐ進める道も増えてきます


がんばりましょう!一歩一歩確実に!ゆっくりゆっくり!



ついに見えました!指導標を発見!(右に進みます)


ここまで来れれば間も無く山頂です!(あと5分)



右に曲がって見えてくる登山道


出発時の説明で受けたロープをくぐった指導標です


ここで他の登山道と初めて合流します


帰りも迷わないように覚えておきましょう



白井差ルートは両神山の鎖場回避コース


ただ最後の山頂付近にはいくつか岩を越える必要があります(鎖ありが一箇所、鎖なし岩場が一箇所程度)


急登で脚が残ってない場合もあるので、格好が悪くてもお尻をついて進みましょう!
(両神山は山頂付近に関わらず、怪我したり亡くなったりされています)


鎖はしっかり固定されていました


この鎖場の上が山頂です


そして



無事に登頂です!



登山口からの標高差は約900m・3.5kmで登り切ります


ここまでおおよそ2.5時間かかりました



ちなみに私をぶち抜いて行ったおじさんは、つづら折りのところで下りてきました


どんだけストイックやねんw



両神山山頂は足場も悪く、混雑しない平日でも滞在しづらいことが有名です


腰を下ろす場合は他の登山客の邪魔にならないようにしましょう



テーブルで休憩したい方は戻ったところに1基だけあります



景色も良く取り合いになることが多いので、おにぎりを持って登るのが賢明ですね


わらじかつ丼が待ってます!w

登山コースをピストンで戻って下山


迷うところはほとんどありません


登った時にくぐったロープの指導標には行き先表示がしてあります


下山時の注意は【以外とスピードが出る】こと


急登で道が細かったことを思い出しながら気をつけて下りましょう


泥濘んでいるとかなり危険です


下山後に山中さん宅で環境整備費(1000円)を払います


登頂記念でメモリアルバッジが貰えます


数量限定で時期によって在庫切れすることも度々あります、貰えなかった時はまた来ましょう!



両神山の白井差ルートは

これにて幕です

山中さん!ありがとうございました!



小鹿野町のご当地グルメ!安田屋さんのわらじかつ丼


食べるために登るのか


登るために食べるのか


もしわらじかつ丼を食べるのであれば営業時間と待ち時間を考慮して山行のプランを立てましょうw

安田屋のわらじかつ丼
  • 営業時間は11:00過ぎから13:30頃までと17:00から18:00までの2部制
  • 但しご飯なくなり次第終了
  • 水曜定休日(変更となる場合あり)
  • オープン前から並びが出ます
  • 芸能人の取材もサインもあり
  • 美味しんぼでも紹介されています


せっかくの連休ということもあり、必ず食べて帰ろうと画策しながら爆速下山の百名山


11:30に到着して店内は満席


前に4人並んでいて私の後ろは20人程度並びます



およそ30分ほど待ったくらいで店内に通されました(注文はウェイティング時に)


ご飯大盛り不可なのでカツ3枚の丼を注文してます


店内の様子はこんな感じ、デヴィ夫人やサンドウィッチマン、タカトシのサインと美味しんぼ


客席は間引きしてあって15席ほどです


店内に通されて5分ほどで来ました


決して小さくはない丼からカツが飛び出してます


3枚を頼んだことに一瞬の迷いもなく食べ始めます


フタを取り皿として使いながら食べないとご飯が見えません


この安田屋さんは精肉店の流れだそうです


上質な豚ロースをさんざんに叩いて伸ばし、カラッとあげます


しかも折角カラッと揚げたカツを惜しげもなく漬けタレにドブン!


そこそこにタレをきったら丼でスタンばっているライスの上のライドオンします




天つゆをサラッとさせたような少し甘い味付けのタレ


こんなの美味しくない訳がありませんw


あっという間に完食し、山行でのカロリーを取り返しました



お会計を済ませて外に出てびっくり!


50人以上並んでいました


お目当ての方!ご利用は計画的に!早めに来ないと売り切れますw



両神温泉薬師の湯


わらじかつ丼を優先したので通りすぎた道の駅


安田屋さんから両神山方面に戻ると右側にある【両神温泉薬師の湯】


おそらくは町営のとてもシンプルな施設ですがとてもキレイです


入浴料金は破格の600円です



朝の出発が早かったこともあり温泉に浸かってゆっくり帰ります


泉質はアルカリ性単純温泉


施設は古いものの休憩エリアもあります


靴、及び貴重品ロッカーはそれぞれ100円、返却式です



まとめ


登山も食事も温泉も


連休に相応しいスペシャルコースのご提案です



中年になってから始めた登山


日本百名山はやっとこさ6座目となりました



今回の両神山は、きっと全てをクリアすることは難しい自分でも、楽しめる山はたくさんあることを確認できた山行となりました


鎖場が苦手な方も楽しめる【白井差ルート】


両神山はオフシーズンがある山でもあります



安全に自分のレベルに合った楽しみ方を見つけましょう!


初心者でも楽しめました!日本百名山【両神山】!



それではっ


ねこやまふぐお
ねこやまふぐお

ありがとうございました!